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【2021年最新】ご不幸:喪中の際の初詣・神社参拝、お正月行事のNG集

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古くから日本では、家族や親族に不幸があった場合、私達は喪に服します。
これは、故人に対する哀悼の意を表すためのしきたり・風習であることと同時に、自分自身の深い悲しみと辛さを乗り越えるための期間とします。

では、身内に不幸があった場合、年始に迎えるお正月や初詣などはどのように過ごせば良いのでしょう。
あまりそのような不幸に見舞われたことがないので、この場合の対処の仕方について、「ご不幸:喪中の際の初詣・神社参拝、お正月行事のNG集」として、調べてみましたので、一緒に確認していきましょう。

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身内に不幸があった場合の神事について

古くから日本では、家族や親族に不幸があった場合、喪に服します。
いわゆる”喪中”という言い方をしますが、正確には、この期間のことを「服忌(ぶっき)」と呼びます。

「服」とは故人への哀悼の気持ちを表す期間で、このことを一般的に”喪中”と言います。
「忌」とは故人の祀りに専念する期間で、これを忌中(きちゅう)といいます。

この期間については、地域差があり、地域によって多少異なります。
異なりはしますが、故人を偲ぶ大切な期間であることには変わりありません。

ここで、一点、問題となるのが、一般的に「喪中」と「忌中」を同義語、または同じ用途で用いられるのですが、本来的には意味の異なる言葉です。
この服忌の期間に関しては、奈良時代の「養老律令」、江戸時代の「服忌令」などに見られ、現在の服忌期間の考えの元になったものは、明治7年の太政官布告「服忌令」といわれています。

ところが現在では、服忌に関する法律は存在しておらず、明治の「服忌令」が習慣・習俗として残っているのみです。

 

一般的には、「忌中」は四十九日の法要まで、「喪中」はほぼ一周忌まで、と考えられています。

喪中と忌中の違いについて

喪中とは

★精神的に故人を偲び、悲しみを乗り越えて通常の生活へと戻るための期間
★忌中を過ぎれば神社参拝などは行えます。

忌明け直後は、宴席などへの出席は控えましょう。
忌中を過ぎれば宴席はもとより、神事である神社への参拝、神棚のお参りなど、日常生活を営むことになんら支障はありません。

もちろん近親者が亡くなり、悲しみはあり心は沈むことと思います。
しかしいつまでもというわけにもいきませんので、ご自身のタイミングで、日常に戻らなくてはいけません。
悲しい気持ちのまま神様との接触を控えることを、最長50日と定め、これを「忌中」としています。

一方で、「忌中」から明け、段々ともとの生活に戻るため、少しずつ元気を取り戻すための期間、これを「喪中」といいます。
これは約1年間かけて元通りの心に戻るための期間です。
戻るための期間ですので、今まで控えていた神様との関係(参拝)も行ってよいのです。

忌中とは

★故人を偲び、御霊(みたま)を鎮める期間
★神事・結婚式のほか、お祝い会などへの出席を控える

忌中の期間について

故人との関係により様々で、また、地域により多少の差はあります。
一般的には両親・配偶者は50日、祖父母は30日、兄弟姉妹・子どもは20日とされており、親戚の場合、1~3日程度とされています。

忌中は故人を偲ぶことに専念する期間となります。
神社への参拝やお祭り、結婚式などのお祝い事への出席は控えるようにします。

神棚があるご家庭では、神棚に白紙を掛けお参りを控えます。
お正月をまたぐ場合は初詣も控え、神棚の御札は忌明け後に受けましょう。

忌中(最長50日)が過ぎれば、通常通り神社へ参拝や神棚のお参りをしていただいて差し支えありません。

 

お正月の過ごし方について

喪中で迎える年末年始は、正月のお祝い事は控えて過ごすのが一般的です。
では、具体的には何がOKで、何がNGなのでしょうか。
ひとつずつ確認していきましょう。

正月飾り

喪中の正月には、お正月飾りは控えます。
門松や鏡餅、しめ縄などは神道の習慣なので、神道の忌明けとなる四十九日以降は飾っても差し障りはないという意見もありますが、実際には行わないのが一般的です。

年越しそば・おせち料理

おせち料理は正月の祝い料理なので、喪中のときは控えます。
特に、鯛や海老、紅白のかまぼこなど、めでたいことの意味合いで食す料理は避けるようにしましょう。
ただ、そうしたものを除いて、普段の料理としてであれば、食しても問題はありませんし、お雑煮もお供え物の餅を避けて、普段の食べ物として質素に食べるのであれば大丈夫です。

一方、年越しそばについては、「長寿を願う」や「1年の厄を落とす」という意味で食べられているものであり、祝い事とは関係ありません。
喪中でもお召し上がり可能です。

お年玉

お年玉のもともとの意味は、”神様からのおくり物”なので、本来は喪中には避けたいところです。しかし、近年は儀礼的な意味は薄れ、実家や親戚からの”お小遣い”の感覚で渡されています。

子どもたちがお年玉を楽しみにしているので何かしてあげたいという場合は、おめでたい柄のポチ袋を避け、表書きを”お小遣い”や”書籍代”などにしたりして渡すのであれば可だと思います。

年賀状を受け取ってしまったら

ご不幸があった場合、年賀状は差し控えます。
「喪中ハガキ」を前もって出すのが一般的です。
ですが、「喪中ハガキ」を出していない方から年賀状を受け取ってしまった場合はどうしたら良いでしょうか。

その場合は、年賀状として返信することは避け、”寒中見舞い”を出すことで対応します。
1月7日を過ぎてから、寒中見舞いを出し、その際に「お知らせできずに申し訳ありませんでした」と一言添えておくと丁寧です。

まとめ

「身内のご不幸:喪中の際の初詣・神社参拝、お正月行事のNGまとめ」としてお調べしてみましたが、如何でしたでしょうか

喪中でお正月を迎えることも、なかなかないことではありますが、もし万が一そのようなことが起きた場合でも、慌てることなくスマートに対応できるのが大人力ということでしょうか。

ともあれ、「喪中」と「忌中」をきちんと理解した上で、できることやっていいこと悪いことを理解するためにも、「ご不幸:喪中の際の初詣・神社参拝、お正月行事のNG集」について、時折思い出していただけたら幸いと考えます。

ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました。